雪の結晶の形をした雪が降ってきた話

数年前のある冬の日に部屋にいたら外からパラパラと音が聞こえてきた

雪は普通そんな音はしないので何かなと思い外を見ると小さい粒の雪が降っていた

手を出して手のひらに乗せるとすぐに溶けてしまった

そのときはただの雪の粒だと思っていたがふと手すりを見ると何かの形になっているのに気付いた

今度は服の袖に乗せてじっくり見てみた

なんか氷の結晶みたいな形をしている

しかも1つ1つ形が違う

完璧な形のもあればそうでないものもあった

40年以上日光に住んでいるが今までこんな雪は見たことがなかった

というか雪をじっくりと見たことがなかった

雪はよく見ると結晶の形をしているのかもしれない

冬の凍ったフロントガラスを見ると一面が氷の結晶で覆われているときがある

だが、こんな雪の塊の状態で結晶の形をしているのは初めてだった

ものの数分でその雪は変化してしまい通常の雪になってしまった

手すりは冷たいので溶けずに残っていた

それを写真に撮っておいた

それ以来こんな雪は降ってこない

調べてみたらある一定の条件のときにしか降らないらしい

たぶんこの写真がなければみんな信じないんじゃないかなぁ

雪の結晶をした雪が降ったなんてね

しかも形もみんなバラバラ

雪が降ると雪かきや車の運転で大変な時もあるけど

また冬がきたら注意して見てみようと思う

みなさんも雪を見たら目を凝らして見てみてください

何か形が見えるかもしれません

最後まで見ていただきありがとうございました

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